コロナ禍において、お客様が飲食店へ求めること・期待されることが大きく変化しました。
衛生面の管理・徹底はもちろんのこと、家庭では味わえない美味しい食事やお酒をたのしめることも以前にも増して飲食店へ求められることの一つになっています。

中々思うように外食ができない状況下、以前よりも「おうち時間」「家飲み」といった"家での時間"が増えています。
その背景もあり、久しぶりに外食されたお客様は「いつもとは違う」期待を強く持ってご来店されます。
その期待を持った状態で「家飲みと同じ」と思われてしまうと、がっかりされて次回の来店機会を失う恐れがあり、非常にもったいないです。
せっかくご来店頂いたお客様に「家とは違う」美味しい食事・お酒を味わってもらいたいですよね？

そこで、今回は一杯目のお酒として根強いビールに焦点を当てて「外食ならではの高い品質」で提供できるよう “飲食のプロ” がノウハウをご紹介！
一杯目・一口目を最高品質で提供し、家飲みとは違う格別な感動体験をお客様に提供し、品質を武器にリピーターに繋げていきましょう。

コロナ禍でお客様が飲食店様に求めるもの

飲食店様を取り巻く環境は大きく変化しました。
また飲食店様に来店されるお客様も同様です。そんな環境下、今お客様が飲食店様へ求めること・期待することは何なのか、改めて考え直すことが大切です。

Retty株式会社の【これからの外食に期待するサービスについて】の調査結果によると「美味しい料理が提供されること」が今後外食する際に求めるサービス・最も重要視しているという結果が出ています。

【これからの外食に期待するサービスについて】

Q.外食を利用する際に求めるサービスについて、最も重要視するものはなんですか？（n=749）

美味しい料理が提供されること	62.9%
衛生的な環境で食事ができること	20.7%
従業員からのサービスに気遣いがあること	5.3%
安価に食べられること	4.1%
一緒に食事をする人と盛り上がれる場であること	2.5%
食事の提供がスピーディであること	0.7%
その他	3.7%

外食の機会が減ったからこそ、一回の外食を大事にしたい。お店選びも失敗したくない。
家では味わえない「お料理・お飲み物」を味わいたいと期待されているお客様の気持ちが伺えます。お客様が求めるもの・期待することに今一度考え直すことは大切ですね。

このような背景から、今回は「美味しいお飲み物(お酒)」、特に一杯目として人気の高い「ビール」の美味しい提供方法をご紹介いたします。

なぜビールの飲用時品質が大事？

その前に、なぜ「ビール」の品質が大切なのか？
マイナビニュースの調査によると、最初に頼むドリンクメニュ―は「ビール」が大半という結果に。

自宅で飲むお酒もまだまだビールが多く、「家で飲むビールより外で飲むビールの方が美味しい」と”一杯目”に感じてもらえるかどうかで、お客様がもつお店のイメージはガラリと変わり、次回の再来店の可能性を上げることが期待できます！
”一杯入魂”の気持ちがとても大切ですね！

「飲用時品質ってナニ！？」
飲用時品質とはお客様が口にするときの品質のことです。お店に納品される“製品”を私たち飲食店が“商品”に変えお客様に提供します。美味しくするのも、ダメにするのも最後は私たち、飲食店で働く人たちの手にかかっています。正しい知識と技術をもって、最高に美味しいビールを提供しましょう！

プロが公開！美味しいビールの注ぎ方

美味しいお酒、特に一杯目に選ばれる"生ビール"の品質でお客様の心をグッと掴む。
今だからこそ、家飲みとは違う外食ならではの"品質"が大切です。

さて、これから実際に飲食店の現場で店長として長年働いてきた「飲食のプロ」の方に監修頂き、生ビールを最高の状態でお客様へ提供する方法をここで公開いたします！
ぜひ、飲用時品質向上にお役立てください。

【メンテナンス】まず、最低限取り組まなければならないこと

「さて、美味しいビールの注ぎ方は実践してみよ～！」と、その前に！！！
注ぎ方云々の前に、大前提として以下のお取り組みとても大事です。
① ビールサーバーの毎日の洗浄
② 適正なガス圧の調整
この点は、日頃しっかり行われておりますでしょうか？？
まずは「ビールが美味しい状態」で抽出できる状態になっているかを確認し、これからご紹介する方法を実践してみてください♪